☆やまちブログ☆(志ろがねの牧だよ!)

ちっちゃな出来事・ビックリ・喜び・
悲しみ・感動…etc
沢山『足跡』残していこう!!

<< 「十五夜に・・・?」 | main | 駅伝大会!! >>
金融危機は農業危機?
 アメリカのサブプライムローン問題に端を発した金融危機が、世界中の金融危機に拡大して来ました。全く先が見えない不安と危機感が世界中を襲っています。

 小生は随分以前からいまだに個人的に金融危機ですから、別段驚くことは何もありませんが、これを見てつくずく思うのが、「農」の安定性のスゴサです。

 日本の畜産は大地に根差していませんが、田んぼや畑作では大地を相手に創造的生産をしているのです。これは為替相場に左右されるのは、輸入の競合作物があるからで、あとは化学肥料や機械の燃料費くらいです。基本的には農地が生産の根本になります。

 ですから、お天道様が出る限り、雨の恵みがある限り、毎年ほとんど同じ生産ができるのです。これは世界恐慌があろうと、どっかの大統領が変わろうと、貨幣価値が変わろうと、同じ生産がある程度保障されることなのです。

 今は中国野菜の危険性が取り沙汰され、国内産が引っ張りだこのようですが、以前からもっと国内の農業を大切にするべきだったと思います。

 自分が酪農家(実は苦農家)ですから、酪農の方から考えると、大地に根差していない分、どうしようもない世界情勢に流されるしかないのは仕方がないことです。原料の飼料を輸入に頼り、生産するための機械や燃料も全てを輸入に頼っているところがありますから不安定なのは当然なのです。

 ここをもっと政府は分からなければならないと思います。

小生は山地酪農をしていますが、これは山という大地に根差して、安定性を求めよ!と云う、恩師猶原恭爾博士の当時からの危機感が的中したと思っています。

 日本はすぐれた緑の植生を持っており、外国に飼料を求めなくても、充分に自給可能だということを、繰り返し丁寧に説明していましたが、当時の時代性(高度経済成長)からは、理解も応援も全然得られませんでした。

 そう云う歴史の中で山地酪農をやって来ましたが、実現してみると、美味しくて、安全で(薬を使う必要がない。頼らないから)、景色は奇麗だし、規模さえもう少し大きければ、安定性を備えた立派な山地酪農家と云えるようになるのです。

 さっきの水田農家ではありませんが、為替相場に左右されるのは燃料代と機械代だけです。最も機械代も円高になっても一つも価格に反映してくれませんが・・・?

 要するに、大地に根差すということは、景気や恐慌など人為的な要因に左右されにくい、と云うことです。これが貨幣価値が変動しても、農産物の価値もそれなりに変動するので生産物の量の多少が経営の安定性を左右するということです。

 大地に根差した分だけの安定性が、「農」(敢えて「農業」にしない)にはあるのです。
| 頑固オヤジ | 生意気オヤジ | 08:42 | comments(2) | trackbacks(0) |
ほんとうですね。こうなってくると、おカネを持っている人ではなくて、モノを実際に作っている人が強くなってくるのかもしれません。
もう、子牛1頭1000円みたいな、市場がすべてを決めて生産者が泣くというような構図は終わりにしたいですね。
| Toshi-Shun | 2008/10/18 12:41 PM |

Toshi-Shun様
 コメントをありがとうございました。

そうは云っても、農家には価格を決定する力はありませんし、結局は流通と小売りの人たち、中間業者さんの言いなりになっているのです。それも仕方がないのです。これを脱却するには、自分でブランドを作って独自ブランドとして営業販売するしかありません。

でもそんなことを、普通の農家にできる筈がないのです。
不利なことは分かっていても、中間業者さんにお願いしているしかないのが、普通の農家の事情になっています。

山地酪農牛乳が発進できたのは、テレビや新聞の協力のお蔭なのです。ですから奇跡的に生き残ることができましたが、特殊な例でしょうね。

特にテレビ岩手さんには、どんなにお礼を言っても尽くせないほどお世話様になりました。感謝しかありません。
| 生意気オヤジ | 2008/10/18 4:51 PM |










全ての訪問者:
本日の訪問者:
昨日の訪問者:


▲このページの上部へ